現場環境・自然環境改善
工場の現場環境・自然環境を改善したい
工場で使用する油剤や設備は、加工性能や生産性だけでなく、そこで働く人の快適性や、
廃棄物・エネルギー使用量などの環境負荷にも関係します。
「現場環境」と「自然環境」の両方から考えます
環境改善というと、省エネルギーやCO2削減だけをイメージしがちですが、
工場では働く人が感じる臭い・暑さ・油煙なども重要な環境要素です。
働く人にとっての環境 = 現場環境
自然環境への負荷
すべてを一度に変える必要はありません。現在の現場で負担になっている部分から、
改善効果・加工性能・コストのバランスを見ながら対策を検討します。
切削油の臭いが気になる
水溶性切削油を使用する工場では、機械周辺の臭いが作業者の不快感につながることがあります。
ただし、臭いの原因が腐敗である場合には、香りで隠すだけでは根本的な改善にはなりません。
香りを特徴とした水溶性切削油
腐敗などの問題がない場合には、水溶性切削油そのものの香りを変えることで、
作業時の不快感を軽減する方法もあります。
ハーブ系やライチ系など、一般的な切削油とは異なる香りを特徴とした水溶性切削油も取り扱っています。
香りだけでなく、加工材質、加工方法、潤滑性、防錆性、クーラント寿命などの基本性能を確認したうえで選定します。
夏場の工場内が暑い・冬場の暖房効率を改善したい
工場では、工作機械やコンプレッサーなどの発熱に加え、屋根から伝わる熱によって夏場の室温が大きく上昇することがあります。
屋根から出入りする熱を抑える
工場の暑さ対策では、室内を冷やすだけでなく、
そもそも建物内部へ入ってくる熱を減らすという考え方も重要です。
屋根への遮熱施工によって、夏場は太陽光による熱の侵入を抑え、
工場内部の温度上昇や空調負荷の低減が期待できます。
また冬場には、建物内部の暖気が屋根から外へ逃げることを抑える効果が期待でき、
暖房効率の改善や暖房費削減にもつながります。
※効果は建物構造、屋根材、施工面積、外気温、空調設備などの条件によって異なります。
CO2排出量を抑えた切削油を使用したい
使用済み資源を再利用した原料を活用することで、従来よりも環境負荷を抑えた水溶性切削油を選択することができます。
再生資源を活用した水溶性切削油
当社取扱品には、再生資源を原料の一部として活用し、
同メーカーの従来品と比較してCO2排出量を30%以上低減した水溶性切削油があります。
加工性能を確保しながら、日常的に使用する切削油からCO2排出量の削減に取り組むことができます。
お客様の環境活動の「見える化」にも
従来使用している切削油から切り替えた場合、使用量やメーカーの算定データをもとに、
「切削油に由来するCO2排出量を約○%削減」といった形で環境改善効果を算定・表現できる場合があります。
※CO2削減率の表現には、対象範囲、従来品、使用量、メーカーが示す算定条件等の確認が必要です。
実際の対外公表に使用する場合は、根拠となる算定資料に基づいて数値を設定してください。
石油系油剤の使用をできるだけ減らしたい
加工条件によっては、一般的な油性切削油や油分を含む水溶性切削油とは異なり、
油を使用しない水主体の切削液を選択できる場合があります。
油を使用しない、水主体の切削液
石油系油分を使用しないため、油剤に由来するベタつきや汚れを抑えやすく、
作業者への負担や環境負荷の低減が期待できます。
製品および使用後の液が自治体の下水道条例や排水基準などを満たす場合には、
特別な廃油処理をせず、下水へ排水できる場合があります。
※下水への排水可否は、使用後の液の成分・濃度・汚染状態、各自治体の下水道条例や排水基準、
事業場ごとの条件等によって異なります。実際に排水する前に、必ず所管自治体・下水道管理者等へご確認ください。
また、一般的な切削油とは潤滑性や防錆性などの特性が異なるため、
加工材質、加工方法、工作機械との適合性を確認したうえで導入します。
「環境対応だから性能を我慢する」では長続きしません
環境負荷を減らすために油剤や設備を変更しても、加工不良や工具交換が増え、
使用量や廃棄物が増えてしまえば、結果としてコストも環境負荷も増える可能性があります。
シンワルブテックでは、次の要素を総合的に確認します
現場環境・自然環境の改善をご相談ください
臭い、暑さ・寒さ、CO2削減、再生資源の活用、石油系油剤の削減など、
現在重視している課題をお聞かせください。
現場への効果と加工性能、コストのバランスを確認しながら、実行しやすいところから改善方法をご提案します。