防錆・変色対策
加工品の錆・変色対策
金属部品の錆や変色は、防錆油だけを変更すれば必ず解決するとは限りません。
加工から洗浄、防錆、保管・輸送まで、一連の工程を確認して原因を考えることが重要です。
「錆びる=防錆油が悪い」とは限りません
錆や変色には、切削油、洗浄、水分、乾燥、防錆剤、保管環境など複数の要因が関係します。
最終的に錆が発生していても、その原因が防錆工程にあるとは限りません。
加工
切削油・加工条件
洗浄
洗浄剤・水分・乾燥
防錆
防錆剤・塗布方法
保管・輸送
期間・湿度・梱包
シンワルブテックでは、防錆剤だけでなく、前後の工程を含めて確認しながら対策を検討します。
鉄・鋼材に錆が発生する
鉄系材料では、加工直後、洗浄後、保管中など、さまざまなタイミングで錆が発生することがあります。
原因を探す際には、まず「いつ錆が発生しているのか」を確認します。
加工直後に錆びる
加工液の状態、使用濃度、防錆性、加工後の放置時間、水分の付着などを確認します。
洗浄後に錆びる
洗浄剤、すすぎ、水分の残留、乾燥状態、洗浄から防錆処理までの時間などを確認します。
保管中に錆びる
必要な防錆期間、湿気、保管場所、梱包状態、防錆剤の選定などを確認します。
「汚れをきれいに落とすこと」と「洗浄後に錆びさせないこと」は、両方を考える必要があります。
銅・真鍮が酸化・変色する
銅や真鍮などの銅合金では、鉄の赤錆とは異なり、表面の酸化や変色が問題になることがあります。
防錆剤だけでなく、切削油までさかのぼって確認します
銅・真鍮の加工では、切削性能だけではなく、使用する切削油や洗浄剤などが金属表面に与える影響も考える必要があります。
そのため、「加工自体には問題がないが、時間が経つと変色する」という場合には、
防錆工程だけでなく加工時に使用している切削油まで確認します。
すでに酸化・変色してしまった製品を戻せる場合もあります
シンワルブテックでは、銅・真鍮などに発生した酸化や変色を除去し、
金属表面の色調を回復させるための酸化・変色戻し剤も取り扱っています。
変色の程度や材質、表面状態によって効果は異なりますが、
要求される外観品質まで回復できれば、廃棄や再加工を予定していた部品をそのまま使用・出荷できる可能性があります。
廃棄ロスを削減できれば、大きなコストメリットにつながります
特に加工後の完成品や高価な材料で変色が発生した場合には、廃棄する前に改善できるか確認する価値があります。
※変色の原因や進行状態によっては回復できない場合があります。また、処理後に製品として要求される品質を満たしていることの確認が必要です。
必要な期間だけ錆を防ぎたい
必要な防錆期間は製品や工程によって異なります。
数日間の工程間防錆と、数カ月以上の保管を目的とした防錆では、選ぶべき方法も変わります。
また、防錆性能は強ければ強いほどよいわけではありません。
次工程で洗浄、塗装、組立などを行う場合には、防錆剤を落としやすいことも重要になります。
用途に合わせた防錆剤をご提案します
輸送中・納品後に錆びてしまう
自社工場内では問題がなくても、輸送中や顧客へ納品した後に錆が発生する場合があります。
特に長期間の輸送や保管では、工場内だけを想定した防錆方法では不足する場合があります。
実際に製品が置かれる環境まで考えて防錆方法を選定します。
切削油・洗浄剤・防錆剤を別々に考えない
金属加工では、加工から保管までの各工程がつながっています。
そのため、一つの商品だけを見るのではなく、前後の工程を含めて確認することが重要です。
どの材質を、どの切削油で加工しているか
何を、どのような方法で落としているか
どの程度の期間、防錆する必要があるか
どのような環境で、どのくらい保管するか
必要に応じて、切削油、洗浄剤、防錆剤、管理方法まで含めた見直しをご提案します。
錆・変色でお困りの場合はご相談ください
「加工後の鉄部品が錆びる」「洗浄後に錆が出る」「銅や真鍮が変色する」
「長期保管中に錆びる」など、発生している状況をお聞かせください。
原因を防錆剤だけに限定せず、加工から保管まで確認します。
材質、切削油、洗浄方法、防錆方法、防錆期間、保管状態などを確認し、
どこを変更すれば改善できるのかを考えながらご提案します。